9月27日で最終回を迎えた朝の連続ドラマ小説【虎に翼】の感想でございます
ブログは、読者の視点を持って何かしらの問題が解決できる記事を書くのが鉄則!!!って知ってるんですけども。
どーにも自分語りになっちゃうね!
言いたいことが湧き上がってきたらここに来てるまであるな
だって思いの丈をワーーッて言える場所がここしかないんだもの!!!
大人になっちゃうと
働いてる、働いてない、昇進した、しない、結婚した、しない、はたまた別れた、子供いる、いない、複数人いる…etc
立場が変われば見える景色も変わる
古いともだちとは、どこか気楽に喋られなくなるし
かと言って、あたらしいともだちを作る、なんてそうそうできないし…
(保育園でみんなとともだちになっていく娘がとても眩しい今日この頃…)
今の自分が感じている
モヤ……とした気持ち、なかなか言える場所って無くない!!???って思うんすよ
愚痴ったつもりが自慢か?とか思われたりさ
○○さんがこう言ってたよぉ〜って尾ひれつけて広められたりさ
色々むつかしいじゃないですか
だからやっぱ、大人こそ、じぶんのブログ持ってみんな色々喋るといいと思うの!
匿名だし!!!(だからって公序良俗に反しちゃだめだぜ)
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(突然の営業活動)
【本題】感想文
全部見逃さずに見た訳ではなくて おかあさんといっしょ!見て見逃したりとかで飛び飛びなので、
それはもっと前に出てたネタだろ
にわか乙
というお声がありそうで恐縮なのですが
それでも語りたいので語ります笑
冒頭でも喋った
世の中に対するモヤ……とした気持ち。
それを態度に出したり、ましてや言葉にするなんて許されない空気感に負けて諦めて
結果、このドラマで言う【スンッ】とした表情になるしかない
女の人生には、生まれてから年老いて死ぬまで ずっと ステージが変わる事に新しい【スンッ】がやってくる、と、30半ばにして感じるのですが
そういうのが、解決はせずとも昇華されるような、そういうドラマだったなぁと思います。
主人公の寅子が生きた、大正〜昭和
私が生きてる正和〜令和
比べると、女性の権利がとても認められるようになった。
経済的にも豊かになった。
それでもまだまだ、息苦しいことがたくさんで
むしろ権利を得たことで、求められる社会的役割も変わったからこそ
増えたモヤモヤがあったり
男性にも新たなモヤモヤが拡がったりもしている
どうしたら、もっと幸せに暮らせるのだろうと頭を抱えることも多いけど
このドラマを見ていたら
【自分の代で解決出来なくとも次の誰かのために】と
道無き道を切り開いてくれた人がいたこと
【血の流れる地獄】を駆け抜けてくれたたくさんの先人がいて、いまがあることに
改めて気づけた
そして、
私のモヤモヤや、それを何とかしたくてジタバタしてることが
もしかしたら娘たちの代 その先の代では
すこしずつ良くなるんじゃないか…
最終回で、そんな希望を抱きました
さよーならまたいつか!と歌う伊藤沙莉さんの顔が本当に晴れやかで
娘に納豆ご飯を食べさせながら涙が止まらなくて焦りましたw
米津玄師がすごすぎる
ドラマと歌詞がシンクロしすぎ
ドラマと歌詞のシンクロ率が尋常ではないのも泣かされた要因の一つなんですよね
最終回の最後
【さよーならまたいつか!】フルコーラスに合わせて流れた半年間の放送のダイジェスト、シンクロ率100パーセントじゃん!?
歌詞がそのまんま当てはまってくるってどゆこと!!??
涙止まらないっつーの!!!!
最初の歌詞がまさに主人公たちの最初の姿で、2番の歌詞でドラマのテーマに繋がる
そんな主題歌有り得るの?どこまで脚本知ってたんですか………
だって
【どこから春は巡り来るのか知らず知らず大人になった】トラちゃんたちが
【人が宣う地獄の先にこそ私は春を見る】ことに気づくまでの物語だったってことでしょ
【貫け 狙い定め 】たとえ自分たちがその手に権利を手にできずとも後の子らのために
【蓋し虎へ どこまでもゆけ】と進んでいく
そして晴れやかに宣言する
【生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか!】
“”完璧””なんだよ……マジで天才……マジでプロタイアッパー………
シンクロ率20000000パーセントですよ
エヴァンゲリオンだったらゲンドウもスタンディングオベーションですよ(?)
さよーならまたいつか!=「はて?」
ドラマを見始めた頃の曲への感想は
全般的にストリングスの軽やかさが印象的な、朝ドラらしい爽やかな曲だなーくらいだった
【どこから春が巡り来るのか】なんて
非常に4月にピッタリな歌い出しで始まるし
パステルカラー、優しいタッチのアニメーションが流れているから。
見事に騙された。
妙な勇ましさ?言葉の強さ?が引っかかるなぁ、でも米津玄師らしいっちゃらしいかな?くらいで。
あとMVのお下げ髪かわいーねーくらい。
それが、半年間、飛び飛びながらもドラマを見続けているうち
この曲は
トラちゃんの「はて?」にメロディと歌詞を与えて米津さんの味付けにしたのものかしら…と思いました
トラちゃんの「はて?」は、
理不尽に対して【スンッ】となることなく
諦めず立ち向かい主張するときに出る言葉ですね。
米津玄師さんはインタビューでこう語っていました
「目の前に残酷な現実っていうものがあるからこそ、軽やかな表現をとる、にこやかにブチギレるっていう。そっちのほうが、よりダイレクトに伝わるんじゃないか」
出典元 文春オンラインhttps://news.yahoo.co.jp/articles/733368b64df3bca7ea4ffa66f2085a29d8950474?page=2
朝ドラテーマ曲に【にこやかにブチギレる】表現をあてた人、今までいたんだろうか…
と笑ってしまいましたが
男性である米津玄師さんが
ここまで解像度高く【スンッ】に対するアンサーを楽曲にされたことに驚きました
(作中、スンッは【女性であるが故味わう理不尽】という形で描かれることが多かったので)
どんな目で、感性で 彼はこの世界を見ているんだろう…神なのか……???
そんでMVは
若者集団のダイナー襲撃
×
逆再生
×
お下げ髪の米津玄師さんが「さよーならまたいつか☆(ピース)」
うーーん情報量多ッッ!!!
ドラマ終盤、トラちゃんの主戦場だった家庭裁判所の内容に通ずるような気もするし
でもなんで米津さんお下げ髪なんだろうねってのの答えが出ませんね いや可愛いからいいんだけども
さよーならまたいつか!という気概で生きていきたい
連綿と続いてきた歴史のその続きにいるのが私たちってことは確かで
そして私たちの紡いだもの、積み上げたものも、小さくとも、【今】を変えられなくとも
未来を良くする一助になる、きっとなる。
それこそが生きる希望なんだって、改めて感じる作品でした。
モヤッとしてスンッとしてきた人生だったけど
後の誰かのためになることなら、と
勇気を貰って最近は社内でも理不尽には噛み付いてますw
軽やかににこやかに、適度にブチ切れもカマした方がなんとなく生きやすくなった気もします
蓋し虎へ、とまでは行きませんが
次にバトンを渡す側に入ったアラフォーとして、やれることをやっていきたいです。
次の朝ドラはみんな大好き橋本環奈ちゃん主演ですが、おかいつが65周年で激アツウィークのため追えておらず……NHK+で見るか〜
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