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子持ちいくら

東北の小さな町で、夫さんと2歳の娘と暮らす
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バイバイにゃんこ

日常
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先日実家の猫が18年のニャン生を終え、虹の橋を渡っていきました。

父と母と、川の字で休み、その夜旅立ったそうです。

ヨロヨロしながら、毎日点滴をうけながら、それでも逝く前日まで、自力で歩いていたそうです。

頑張って、お水やペーストのフードもスポイトから飲んでいた。

テレビ電話繋いだら、娘の声に反応して数秒首を上げてもくれた(それが亡くなる晩のことだった)

我が家で1番家族を愛し、家族に愛された存在。

16歳年下の、1番小さな私の弟。

弟なんて言ったけども猫の18歳って人間の年齢にすると90近いらしい

大往生!

ここ数年、白内障が進んだり、認知症が出てきたりしていたから

実家帰る度に

もしかしたら、もう次は会えないかもしれないという覚悟はしていた

だから、そんな大きなショックは受けなかった

っていうつもりでいたんだけどね!

亡くなった翌週、実家に帰ってやっぱり泣いちゃいましたね。

18年もいた存在が二度と帰ってこないって、当たり前だけど重いよ。

1歳の娘が、いつも猫が座っていた椅子に走っていって

にゃんにゃ?にゃんにゃないねー??と言って不思議そうにしていたのを見て泣き

ちいさなちいさな骨壷と、生前の写真を飾ったちいさな仏壇で手を合わせて泣き

なんなら、実家に行く前、娘の着替えを準備しながら

(前回は娘がいきなり猫の水飲み場に突撃してパジャマ濡らしたから、今回は多めにパジャマ持っていかなくちゃ……あ、もう水飲み場ないのか)

って思ったら涙が止まらんくなって

荷造りしながら突然号泣して夫をビビらせてきましたから

The はた迷惑

おおよそ2週間経って、もう随分落ち着いてきたけれど

時々ふ、と

柔らかな毛並み

抱いた時の温かさ

鈴が転がるような声

肉球が仕事してないバカでかい足音

(猫の畳を歩く音って案外でっかい!)

「かつおぶし」「チーズ」「缶詰」「こしあん」に目がなくて

ち〇おちゅーるは何故か全く食べなかった謎のこだわりの強さ

妊娠中、添い寝してくれたこと

娘が乱暴に撫でてもギリギリまで我慢してくれた優しさ

いまはもう、あのシマシマの毛皮をまとった三角耳の弟は うちのどこにもないんだということが

頭をよぎってとても寂しくなる

別れというものは何度味わっても慣れないものだなあ

亡くなった爺さんが、大変にネコっかわいがりしていたので

きっと今は2人で遊んでるんじゃないかな、

私が小さい時に亡くなった、母が飼っていた柴犬と、向こうで初めまして、ってしてるかもな

そんなことを思いながらこうやって、少しづつ折り合いをつけていくんだろうね

慣れることは無いのかもしれないけれど。

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